人工歯根を埋め込む

インプラント治療の第一段階としては、人工歯根をあごの骨に埋め込む処置です。大掛かりな手術を想像するかもしれませんが、レベルとしては少々難しい親知らずを抜くようなものです。

処置に関しては完全な滅菌消毒の管理が必要なので、術前術後にやや時間がかかりますが、それを含めても2時間以内には終了します。人工歯根を埋め込む処置そのものにかかる時間は、だいたい20~60分くらいです。

具体的には、まず局部麻酔をして、あごの骨を覆っている粘膜処理をし、骨の的確な場所に人工歯根を埋めます。麻酔がかかっているので、処置そのものに痛みは伴ないません。
人工歯根を埋め込み終わったら、人工歯根の頭の部分にカバーをはめます。

安定期間をおいて固定された後には、人工の歯と接続するアバットメントと呼ばれる土台をここに取り付ける必要があるので、それに備えてカバーをはめておきます。あとは粘膜を元通りに縫合して終了です。30分くらい休憩したら帰宅できます。

インプラント術後の注意事項

インプラント術後インプラントの前に入れ歯を使っていた方の場合には、人工歯根を植え込む手術をした後、少しの間だけ不都合を覚悟しておく必要があります。

手術してから1週間は、入れ歯を使用することができないからです。短時間で終わる手術とはいえ、粘膜の下に人工歯根を埋め込んだわけですから、その部分に強い刺激を加えることは控える必要があります。縫合したばかりのところに入れ歯をのせると、損傷する恐れがあります。

したがって、インプラント治療を受ける歯の本数や、それまでの状態によって、前もって対策を考えておくことが大切です。手術2週間はタバコやアルコール類などの刺激物はなるべく取らないようにしなければなりません。これを守らないと手術した部分の治りが遅れる恐れがあります。