インプラントの可能性


インプラントなら食事の我慢不要

いったん歯が悪くなったら、食の楽しみはなくなってしまうと思い込んでいる方は少なくありません。しかしそうした考え方は間違っています。年を取って食べる量が減ったからといって、食事の中味に拘らないわけではありません。逆においしいものを選んで食べたいと考えるのが欲求でしょう。

しかし歯を失った後の食事には不便と悲嘆がつきものです。
一般的に健康な歯ならおよそ40~50キログラムは噛む力がありますが、総入れ歯にしてしまうと10~15キログラムにまで減ってしまいます。総入れ歯の場合、30%まで咀嚼機能が回復できればベストだと言われています。

また、初めは調子が良くても、毎日使い続けているうちに、歯ぐきが萎縮し、それにつれてあごの骨が変形し、少しずつ安定が悪くなっていきます。ひどいときには、「合わない」という理由でそのまま使わなくなり、周囲に残っている健康な歯にまでダメージを与えてしまうこともあります。

加えて、口の中の違和感や不快感という問題もあります。体の一部に常に不快感がある状態というのは、毎日の生活に影響を落としてしまいがちです。ましてやそれが敏感な口の中のこととなれば、つらさは増すばかりです。

そんな苦痛から解放される手段がインプラントです。インプラントは失われた永久歯の代わりとしての役割を果たしてくれます。インプラントは自分の歯のようにしっかりと固定されますから、口の中に不快感を覚えることもなく、好きなものを食べることができます。インプラントは食べる喜びをよみがえらせ、毎日の生活をいきいきとさせてくれる最新の歯科治療です。


肩こり・頭痛の原因は合わない入れ歯

肩や首筋、背中がこる、頭が重い、腰が痛い、体がだるいといった症状は、時として年齢のせいにされやすいです。しかし歯の悩みを解消することでこうした不定愁訴が改善される場合もあります。

「噛める」歯を求めてインプラントの治療を受けた方が、予想以上の効果として憂うつな症状が消えたと報告されることもあります。

合わない入れ歯のために片側だけで噛む習慣がついてしまったり、かみ合わせが悪くなっていたり、歯が抜けたまま放置したりすると、重心のバランスが崩れて、あごがずれてしまい、それによって首も曲がってしまいます。そうなると傾いた頭の重心をとろうとして肩や背骨までが曲がってしまうのです。

脊椎の中の神経や血管が圧迫を受けるために、影響は全身にまで及んでしまいます。正しいかみ合わせになり、しっかりと噛むことができるインプラントなら、自分でも意識しないうちに症状が軽減し、やがては消えていくという効果が期待できます。


丈夫な歯でボケ防止

丈夫な歯でボケ防止あまり刺激のない生活を送っていた人のほうが痴呆症になる確率が高いといわれますが、これも歯のあるなしに関係していると思われます。

これには食べる楽しみや栄養バランスということのほかに、脳への刺激という重要なポイントがあります。噛むことで脳が刺激され、活性化されるのです。そのような点から噛むことに不自由がある入れ歯よりもインプラントのほうが優れているといえます。


インプラントは残った歯を傷つけることはありません

失った歯の数が少ない場合は、取り外し式の入れ歯ではなくブリッジを使用するのが一般的です。ブリッジは、なくなった歯の両隣の健康な歯を支えにして、接着剤で人工歯を取り付けるものです。このため、しっかりと固定されるので、取り外し式に比べて安定が良く、かみしめる力を失わないですみます。

しかし人工歯を支える役割の両隣の歯は大きな負担をかけてしまいます。またブリッジの支えとなる両隣の歯は削らなければなりません。歯を失った方は健康な歯を維持することの大切さを実感しています。「残っている歯は大切にしたい。わざわざ傷つけるようなことはしたくない」と考えるのが普通でしょう。

そこで注目を集めるのがインプラントです。インプラントであれば残っている健康な歯を傷つけることはありません。失った歯の部分だけを治療するので、他の歯を削ったり、負担をかけることもありません